給料日前に給料を前借する方法!給料ファクタリングの賢い使い方
「給料日前に、急な飲み会のお誘い…行きたいけど、お金がない…」
こんなとき、借金以外の現金調達方法があることをご存知でしょうか?
実は、給料ファクタリングという方法で、給料を現金化することができます。
方法は簡単ですが、デメリットもあり、安易な利用は危険です。
この記事では、給料ファクタリングの仕組みとメリット・デメリットについて詳しく解説しています。お金がなくて困っているとき、参考にしてください。
給料ファクタリングとは給料の前借
耳慣れない言葉かもしれませんので、給料ファクタリングとはどのような仕組みのものかを解説します。
給料は、通常、1ヶ月労働した分を特定の日に支払ってもらいます。月末締めで翌15日払いなど、会社によって、締め日と給料日が決まっていますよね。
つまり、労働した日から給料日までは、労働者は会社にたいして、債権を所有している状態です。
給料日前に金欠になったとき、「すでに働いている分を払ってもらえたらいいのに…」と考えたことがある人は多いのではないでしょうか。
「支払い保留中の給料を現金化したい」その希望を叶える方法が、給料ファクタリングです。
分かりやすく一言で表現するなら、「給料の前借り」と言い換えられます。
ここでは、この給料ファクタリングの利用方法について見ていきましょう。
給料ファクタリングは業者からお金を借りること
給料ファクタリングは、給料の前借りですが、どこからかりるかというと、ファクタリング業者です。
会社に借りるわけではありません。
会社ではなく第三者である業者に借りるのは、会社に金欠を知られない点ではメリットですが、知らない業者にお金を借りるという不安材料にもなります。
給料ファクタリングは審査がある
給料の前借りとはいえ、業者からお金を借りるため、審査があります。しかし、給料ファクタリングの審査は、緩いです。
カードローンなどのように信用情報のチェックがおこなわれません。
そのため、金融事故歴があり、いわゆるブラックになっている人でも問題なく利用できます。また、信用情報機関に登録されることもなく、信用情報に傷がつかない点もメリットのひとつです。
給料ファクタリングの審査基準は、定期的な給料があるかと勤務先が信頼できるかです。特に勤務先の信用が重視されます。急に倒産して、給料の支払いが凍結すると困るからです。
本人の審査は厳しくありませんが、給料がもらえることを確認するために、在籍確認がおこなわれます。在籍確認の方法は、電話でおこなわれるのが一般的です。
給料が確認できる書類の提出要
給料ファクタリングを利用するときは、給料が間違いなくもらえることを証明する書類が必要です。
具体的には、給料明細や給料の振込が記載されている通帳、また、会社で加入している健康保険証です。加えて、本人確認のために顔写真付きの証明書類(運転免許証など)の提出を求められます。
何かが不足している場合は、公共料金の請求書など、追加の書類を求められることもあります。
給料ファクタリングは、オンラインで完結するサービスです。書類の提出は、メールに写真を添付する方法がとられるでしょう。
給料ファクタリングは即日借り入れが可能
給料ファクタリングは、スピードが特徴です。
最短で即日入金してもらえます。
信用情報を照会する審査がないことで、現金化のスピードが早いのです。
ただし、在籍確認で手間取ると遅くなります。また、金融機関の営業時間やファクタリング業者の申し込み時間などが影響しますので、急いでいるときは、先にファクタリング業者に確認することをおすすめします。
給料日に支払い
給料ファクタリングを利用して、入金してもらったら、それで終わりではありません。
給料を担保に前借しているので、支払いをします。
たいてい、給料日の当日から3日以内にファクタリング会社へ支払いする契約になるでしょう。給料日当日にいきなり現金が減ります。事前にしっかり計画を立てて、その月の家計が苦しくならないよう準備しておきましょう。
給料ファクタリングの利用は会社や家族にバレない!
給料ファクタリングを利用するときに、心配なことには、会社の人や友人、家族にバレないかという点があるかもしれません。
給料ファクタリングの利用は、他人にバレることはまずないと考えて良いでしょう。
唯一、心配なのは、在籍確認の電話が会社に入るときです。勘のいい人が電話に出ると、給料ファクタリングというよりも、カードローンの利用を疑われる可能性があります。言い訳を考えておくと安心です。
給料ファクタリングは正社員以外でも利用可能
給料ファクタリングは、正社員ではなくアルバイトやパートなどの雇用形態でも問題なく利用できます。給料をもらっていればOK。
給料明細などで、働いていることを証明できれば利用できます。
また、専業主婦でも利用できるのが特徴的です。カードローンは専業主婦の利用ができないので、助かる人もいるのではないでしょうか。
専業主婦の場合は、扶養者の給料で給料ファクタリングが可能です。ご主人の勤務先に連絡が入るかどうかは業者によって違うので、心配な場合は確認することをおすすめします。
給料ファクタリングは金利はないが手数料が必要
給料ファクタリングを利用すると、手数料が必要です。分割払いではないので、金利はかかりません。ただし、手続き費用としての手数料を支払う必要があります。
給料ファクタリングの最大のデメリットは、手数料が高いことです。
その手数料はおよそ、利用金額の20~30%。
40%以上になると悪徳業者なので注意してください。
手数料分も含めて、次の給料から引かれてしまうので、計画的に使わないと家計が破綻します。
大金は借りられない
給料ファクタリングは、次の給料全額を借りられるわけではありません。また、現金化できるのは、基本給部分のみ。歩合給は勘案されないので、意外と少額です。
おそらく、3~5万円程度だと考えておくと良いでしょう。
まとまったお金を借りたいときは、カードローンの方が向いています。
給料ファクタリングのデメリット
給料ファクタリングは、本人の審査が緩いので利用しやすく感じる反面、大きなデメリットもあります。
注意したいことをお伝えしますので、よく確認した上で利用してください。
悪徳業者がある
給料ファクタリング業者は、多数あります。残念ながら、中には悪徳業者があるのも事実です。
給料ファクタリング業者は、カードローンのように知っている会社はほとんどないでしょう。そのため、どの会社を選べばよいか迷うかもしれません。
悪徳業者は、低い手数料で釣っておいて、実際に利用する場面になると高い手数料を提示してきます。
40%から60%もの手数料になることがあり、これでは返済負担が大きすぎます。悪徳業者には引っかからないようにくれぐれも注意してください。
自転車操業になる
給料ファクタリングで給料前借がクセになると、家計が自転車操業になりかねません。
支払って現金が少なくなるから、また給料日前にファクタリングを利用…という悪循環に陥ってしまわないように、計画的に利用しましょう。
分割払いができない
給料ファクタリングは、厳密には借金とは違います。そのため、分割払いができません。
次の給料で返しても1ヶ月生活できるという余裕がなければ使いづらいでしょう。
給料額にあまり余裕がないときは、給料ファクタリングよりもやはりカードローンを利用する方が計画的に返済できて安心です。
給料ファクタリングの性質を理解して上手に活用しよう!
ファクタリングは手数料を取られることや、次の給料日にまとめて支払う必要があるので、あまりおすすめできる方法ではありません。ファクタリングを考える前に、会社に直接給料の前払いができないか相談してみるのもよい方法です。
また、金融ブラックではないのであれば、無利息キャンペーンなどがあるカードローンを利用する方が安全でお得なことがあります。
しかし、どうしても必要なとき、1回限りで利用するには、気軽に利用できてダメージが少ない現金調達方法です。
メリット・デメリットを理解して、給料ファクタリングのメリットが大きいときに上手に活用してみてください。