家賃はクレジットカード払いがお得!物件の探し方と注意点を解説
毎月の支出の大きな割合を占める家賃。
「家賃をクレジットカード払いできれば、たくさんポイント貯められるのに…」と思う人は多いかもしれません。
家賃は、全てがクレジットカード払いに対応しているわけではありませんが、クレジットカード払いができる場合もあります。
この記事では、家賃をクレジットカード払いできる物件の見つけ方や注意点をお伝えします。
家賃をクレジットカード払いするメリット
家賃の支払い方法は、口座振替が一般的かもしれません。
しかし、クレジットカード払いには、大きなメリットがあります。
ここでは、家賃をクレジットカード払いするメリットを3つ確認しておきましょう。
クレジットカードのポイントが貯まる
家賃をクレジットカード払いする理由の筆頭が、ポイントやマイルが貯まることではないでしょうか。
家賃は毎月支払いますし、数万円と金額も大きいので、これにポイントが付与されるとかなりお得です。
ポイント目的で日頃の買い物をクレジット払いにする人も少なくありません。
家賃でクレジットカードのポイントが貯まるとしたら、見逃せないメリットですよね。
家計を一括管理できる
クレジットカード払いをするメリットには、家計の管理が楽になるというのも挙げられます。
家賃以外でも電気にガスに通信費に…と、たくさんある支払い。
それぞれの支払い日がバラバラになっていることもあ流でしょう。
クレジットカードにまとめておくと、こうした支払いを全てクレジットカードの支払日だけにまとめられます。
口座残高の確認も一回で済みますし、クレジットの請求明細を家計簿代わりに使えるのも便利です。
家賃の支払い忘れがない点からも、活用の価値があるかもしれません。
良いクレジット利用実績が作れる
家賃をクレジットカードで支払うと、クレジット利用実績が作れます。
これもメリットのひとつ。
クレジットカードは、利用実績が全くないのはあまり良いことではなく、定期的に利用して計画通り返済しているのが良い評価を受けます。
家賃は定期的な一回払いなので、普段クレジットカードを使わない人もコツコツ履歴を作レルのです。
他のクレジットカードやローンを組むとき、審査上、有利になります。
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家賃をクレジットカード払いするデメリット
家賃をクレジットカード払いするデメリットも確認しておきましょう。
デメリットも3つご紹介します。
物件数が少ない
家賃をクレジットカードで支払える物件の数は少ないです。
そのため、クレジットカード払いにこだわると、部屋がなかなか決まらないかもしれません。
相場より家賃が高いことがある
クレジットカード払いできる物件の家賃が、周辺の物件相場と比較して高いことがあります。
クレジットカードの手数料を上乗せして家賃を設定しているかもしれません。
本当は規約違反ですが、元々の家賃だと言われたら判断のしようがないので気をつけてください。
ちなみに、クレジット払いと振替払いで家賃が変動するのは規約違反です。
後払いになる
家賃は一般的に前払いです。
7月分の家賃は6月に払います。
しかし、クレジットカードは後払いです。
7月分の家賃は、6月にクレジット決済をして、7月にクレジットカード会社から引き落とされます。
毎月のことなので、普段は気にならないかもしれませんが、退去するときに必要な現金が多くなる可能性があるので注意してください。
引越し先がクレジット払いではなく引き落としの場合は、引越し先の前払い家賃分と退去した部屋の家賃の支払いが重なるかもしれません。
契約時も、まとまったお金の支払いが後で請求されるので、忘れずお金を用意しておくことが大切です。
家賃をクレジットカード払いできる物件が少ない理由
家賃のクレジットカード払いのデメリットとして、物件が少ないことをお伝えしました。
クレジットカード払いできる物件が少ない理由は、クレジットカードの手数料が大家負担になるからです。
口座振替は、手数料を利用者負担にできるので、家賃をまるっと受け取れます。
しかし、クレジットカードは、規約で利用者に負担させてはいけないことになっているので、大家さんが受け取れる額は手数料を引いた額です。
飲食店などの店舗でも同様に手数料は店舗負担。
だから、本当はクレジット払いにしたくないのが本音です。でも、クレジット払いできるかどうかが利用者の判断基準になりやすいので、集客の都合で導入しています。
部屋の場合は、家賃の支払い方法よりも場所や間取りの条件が契約の動機として強いので、取り分が減るクレジット払いを用意する必要がありません。
しかし、最近では、キャッシュレス化が進み、クレジット払いが普及したので、不動産会社でも導入する会社が増える傾向があります。
振り込みや振替では、家賃の回収は不確実です。
その点、クレジットカードなら確実に回収できます。
万が一、契約者が払えなくても、クレジットカード会社から家賃代は入ってくるので、家主にも大きなメリットがあるのです。
クレジット払いをしたいなら、諦めずに探してみてください。
家賃をクレジットカード払いできる物件の見つけ方
基本的には、大家さんの承諾がないとクレジットカード払いはできないので、クレジットカード払いの可否は物件によります。
しかし、クレジットカード払いしやすい不動産会社があるので、ここでご紹介します。
クレジットカード払いOKの不動産会社
クレジットカード払いが利用できる不動産会社には、大東建託(「いい部屋ネット」)やアパマンショップがあります。
クレジットカード払いの可否は物件オーナーによるので、こうしたクレジットカード払い可能な不動産会社が直接オーナーになっている物件を探すと、スムーズにクレジットカード払いができる物件に出会えます。
特定のクレジットカードで支払いできる不動産会社
クレジットカード会社と提携して、指定のクレジットカードならクレジットカード払いができる不動産会社があります。
例えば、レオパレス21は「JALカード」、ミニミニならオリコカードの「ミニテックカード」など。
指定のクレジットカードを持っていない場合は、新規申し込みが必要です。
初期費用がクレジットOKの物件は多い
気に入った部屋がクレジットカード払いできなかった場合でも、まだ諦めるのは早いです。
初期費用がクレジットOKの物件なら、それなりに多数あります。
初期費用がクレジット払いしやすいのは、初期費用がまとめて不動産会社に支払うものだから。
大家さんには不動産会社が振り込みます。
家賃の支払い方法は大家さん次第ですが、初期費用の支払い方法は不動産会社次第。
初期費用は高額になりますので、家賃のクレジットカード 払いが無理でも諦めずに、初期費用のクレジットカード払いができないか聞いてみてください。
先ほど、大東建託やアパマンショップの管理物件は家賃をクレジットカード払いしやすいとお伝えしましたが、仲介が別の不動産会社の場合、初期費用のクレジットカード払いに対応してないことがあります。
共通ポイントが貯まる不動産会社もある
クレジットカード払いの目的の多くが、ポイントだと思います。
クレジットカード払いではなく、共通ポイントが貯められる不動産会社もあるのはご存知でしょうか。
そのほとんどが家賃の支払いではなく、契約成立や仲介手数料に対してつきます。
Ponta(アパマンショップ)、楽天ポイント(Century21)、楽天ポイント・Tポイント(賃貸住宅サービス)、dポイント(レオパレス21)などです。
共通ポイントは使い勝手が良いので、見逃せませんね。
家賃をクレジットカード払いするときの注意点
最初にお伝えしたように、家賃をクレジット払いすると様々なメリットがありますが、注意したいポイントもあります。
確認せずにクレジットカード払いをスタートしてしまうと、「こんなはずじゃなかった」という事態になりかねません。
ここでは、5つのチェックポイントをお伝えします。
相場より家賃が高くないかチェック
クレジット払いを前提として、家賃を高めに設定していることがあります。
家賃が高ければ、ポイントがもらえたとしても意味がありません。
あらかじめ周辺の同じような間取りの相場を確認しておきましょう。
リボ払いになってないかチェック
クレジットカードの中には、リボ払い専用のカードもあります。
リボ払いは高い利息がつくので、金銭的な損失がとても大きいです。
同時に、家賃の支払いをリボで利用すると、あっという間に、クレジットカードの上限額に達してしまうでしょう。
クレジットカードの初期設定がリボ払いになっていることもあるので、利用するクレジットカードの支払い方法は、事前に必ずチェックしておくことが大切です。
クレジット払いにするメリットがあるかチェック
特に不動産会社からクレジットカードを指定される場合に注意したいのは、そのクレジットカードで家賃を支払って得なのかということ。
「ポイントが使いづらい」「年会費が必要」など、あまり得しないケースもあります。
クレジット払いすれば得だと思い込まず、自分できちんと確認しましょう。
納得してから利用してください。
家賃のどの部分がポイントになるかをチェック
ポイント目的でクレジット払いするなら、家賃のどの範囲がポイントになるかは要チェック項目です。
家賃をクレジット払いできたとしても、ポイントは対象外のことがあります。
また、「家賃+共益費」の「共益費」だけが対象になるなど、一部だけが対象になることも。
クレジットカードによって違うので、先に確認しておきたいです。
クレジットカードの残高をチェック
家賃をクレジットカード払いできる場合、クレジットカードの残高が十分あるかは、毎月確認しましょう。
クレジットカードには、ご存知の通り、上限額があります。
仮に、30万円上限のカードで家電を25万円購入した場合、家賃7万円だと家賃の支払いができません。
同様に、クレジットカードの引き落とし日は、口座残高に注意してください。
家賃のクレジットカード払いを相談できる不動産会社を選ぼう!
家賃のクレジットカード払いは、まだ対応している物件数は少ないですが、今後増える傾向があります。
ポイントが貯まるメリットはとても魅力的です。
クレジットカード払いOKの不動産会社に相談するのが手堅いですが、他の不動産会社でもクレジットカード払いOKの物件を紹介してもらえることがあるので、まずは、クレジットカード払いできる物件を探していることを相談してみてください。
家賃は難しくても、初期費用をクレジットカード払いできたり、クレジット払いでなくても共通ポイントを付与してもらえたりなど、各不動産会社でサービスを用意されているので、不動産会社選びのチェックポイントにもしてくださいね。