カードローンの延滞は早めに回避!返済できないときの解決方法案
カードローンはお金が必要な時にとても便利です。
しかし、借りたお金は返済しなければいけません。
借りたときは返済できると思っていても、返済するうちに行き詰まる可能性はあります。
カードローンは延滞すると、他のローン審査に悪影響があるなどリスクが高いので、回避したいですよね。
この記事では、カードローンの返済を延滞しないための方法とあわせて、延滞した時の流れや延滞することが明確なときの対処方法をお伝えします。
カードローンを延滞したらどうなるか流れを確認
カードローンの返済は、毎月27日など月1回の返済日が決まっています。
この日に返済できず延滞してしまうとどうなるのでしょうか?
延滞したときの流れを確認しておきましょう。
督促を受ける
最初は、督促があります。
まずは、郵便物やメールで連絡されるのが一般的です。
延滞の多くが、「忘れていただけ」「口座の残高を確認していなかっただけ」といううっかり忘れなので、思い出してもらうために連絡します。
この時点で返済すれば、特に大きな問題はありません。
督促を受けたらすぐに連絡してください。
カードの利用停止
督促を無視すると、カードが利用停止されます。
カード会社によっては、返済期日の翌日にストップされることもあるので、注意しましょう。
支払いを完了すると利用は再開されますが、再開までのスケジュールはカード会社によって異なります。
信用情報機関に記載される
延滞するデメリットのひとつは、信用情報に傷がつくことです。
カードローンの利用履歴は、他の金融機関と情報が共有されている信用情報機関に記録されています。
当然、延滞したことも記載され、他のローンの審査に影響を及ぼす可能性が高いです。
一度延滞の記録が残ると、返済にルーズな人かもしれないと疑われるかもしれません。
信用情報に記録されるまでの延滞日数はカード会社によって異なるので、延滞しないことはもちろんですが、うっかり忘れに気づいたらすぐ支払うようにしましょう。
一括請求される
督促がスタートしてからしばらく経っても返済に応じないでいると、一括請求をされます。
本来支払うべきだった1ヶ月分ではなく、残額の全額を一括です。
延滞すると遅延損害金も発生するので、請求額は大きくなります。
裁判所から支払い請求
一括請求されても督促を無視して連絡しないでいると、裁判所からの支払い請求が届きます。
裁判所に訴えられている状態です。
強制執行される
それでも支払いに応じない場合は、裁判所の命令で強制執行されます。
財産や給与の差し押さえです。
給与を差し押さえるために、会社にも連絡が入り、借金をしていることや延滞していることがバレてしまいます。
裁判所が介入してくるとかなり状況は悪いので、すぐに対処してください。
カードローンの延滞を回避する4つの解決方法案
カードローンの返済が延滞しつづけると大変なことになるのが分かったと思います。
返済に行き詰まったときは、支払い日より前に対処しておくことで、最悪の事態を招かずに済みます。
一回だけ延滞を回避できたとしても、翌月払えなくなるのでは意味がありません。
今後の返済計画の見直しが必要です。
ここでは、カードローンの返済ができないときに検討したい4つの方法をお伝えします。
金利が低いカードローンに借り換える
カードローンは金利が大きなポイントです。
カード会社によって、金利には差があるので、もし高い金利を支払っている場合は、金利の低いカードローンに借り換えると返済額を減らせます。
カードローンの契約は、延滞履歴がついてしまうと審査に通らなくなるので、延滞する前に家計の状況が悪いと分かった時点で検討してください。
おまとめローンにする
カードローンの返済に行き詰まるときの原因に、複数のカードローンの利用があります。
こうしたケースでは、おまとめローンがひとつの選択肢です。
返済を一本化することで、スッキリして、月々の返済額を抑えられる可能性があります。
おまとめローンも審査があります。延滞してしまう前に相談しましょう。
収入を増やす
収入を増やす手段を検討するのも大切なことです。
最近は副業ブームでもあるので、自分にできることを始めるのも良いでしょう。
借金返済のために収入を増やしたい場合は、リスクのある方法ではなく、時給制のアルバイトなど、必ず収入になる方法を選ぶのがおすすめです。
家計を見直す
返済に行き詰まったときは、最初に家計の見直しをしてください。
コツは、スマホ代や保険料など、固定費の見直しです。
食費を節約するとストレスや健康面に影響があるので、あまりおすすめできません。
浮いたお金を返済に回すと良いでしょう。
返済できないときはカードローン会社に連絡
返済に行き詰まったときは、返済計画の見直しが必要ですが、見直しの時期を逃してしまい、すでに返済期日が迫っている場合はどうしたらいいのでしょうか?
延滞しそうなときは、すぐにカードローン会社に連絡してください。
連絡をしていれば、一括請求や裁判所まで進むことはありません。
返済期日までに連絡すると良いのですが、返済期日を過ぎてしまっても、気がついたときにすぐ連絡しましょう。
うっかり忘れていただけであれば、返済方法を確認してすぐ返済すれば問題ありません。
延滞せずカードローンを活用するコツ
ここまでは、返済に行き詰まった場合の対処方法をお伝えしました。
しかし、当然ですが、返済に行き詰まらないように活用したいですよね。
ここでは、上手にカードローンを活用するコツをお伝えします。
最低限の借り入れにする
カードローンは、契約すると上限額が決まります。
その額までは、自由に借りられるということです。
自分の貯金が増えたような気持ちになって、上限額いっぱいまで借りてしまう人もいるのですが、その使い方は危険。
借り入れは、必要最低限の額だけにしましょう。
お金を借りたら手に入るものでも、本当に必要なのか、よく検討して安易に借りないように注意してください。
繰り上げ返済する
お金に余裕がある月は、定期返済の他に、臨時で繰り上げ返済すると良いでしょう。
余裕があると、少し贅沢したりなど、何か使いたくなるかもしれませんが、借金があるうちは返済を優先したいです。
カードローンは借りている間ずっと利息がつきます。
早く返済すると、返済総額が少なくて、楽なのです。
意識して繰り上げ返済をすると、早めに借金が解決し、返済に行き詰まるリスクも回避できます。
ただし、気を付けたいのは、余裕がないのに無理やり繰り上げ返済することです。
無理に繰り上げ返済して生活が困窮すると、生活費をカードローンで借りるようになり、やがて自転車操業に陥るので、無理は禁物。
臨時の収入があったとき、ボーナスのとき、月々貯金をして少しまとまった額になったときなど、計画的に繰り上げ返済を活用してみてください。
元金を多く返済する
カードローンは、ほとんどがリボ払いで返済方法が設定されています。
このリボ払いは、利息の支払いが多く、なかなか元金が減りません。
返済が行き詰まる原因になりやすい返済方法なのです。
選べるのであれば、元金を多く減らせる方法を選ぶと良いでしょう。
元利定額より元金定額のリボ払いが元金を多く減らせます。
一方、元金定額の場合は、固定の返済額は元金のみの額で、その額に残額から計算した利息を加えて返済金額を算出します。そのため、月の返済額は多くなりますが、元金が減っていくので返済期間も短くなるのがメリットです。
また、先ほどご紹介した繰り上げ返済は、その額が全額元金に充てられます。
積極的に活用してみてください。
カードローンは延滞せず上手に活用しよう!
カードローンの延滞は、その後の信用情報に関わってきます。
延滞しそうなときは、すぐにカードローン会社に連絡して相談しましょう。
しかし、延滞しそうになる前に対処しておくのも大切です。
借入額や金利、返済額は適正かチェックして、家計の見直しとともに、返済計画も見直してみてください。
返済できるときに多めに返済していくなど、上手に活用したいですね。